Spiderストレージエンジンのバージョン 2.27(beta)とVartical Partitioningのバージョン 0.16(beta)をリリースしました。
Spiderストレージエンジンは、database sharding用のストレージエンジンです。
http://spiderformysql.com/
Vertical Partitioningストレージエンジンは、テーブルのVertical Partitioning用のストレージエンジンです。
http://launchpad.net/vpformysql
バイナリのダウンロードにはこちらをご利用ください。
http://spiderformysql.com/download_spider.html
今回の主な変更は以下です。
Linux64bit用にQ4Mをバンドルしました。
レプリケーションを利用できるようにしておりますが、利用にはご注意ください。
Spider
・R-Treeインデックスに対応しました。
・SQLアクセスでもdirect updateが働くようになりました。
・handlersocketのincrement、decrementに対応しました。
・テーブルパラメータ「net_timeout」がなくなり、「connect_timeout」「net_read_timeout」「net_write_timeout」に分かれました。
・サーバパラメータ「spider_net_timeout」がなくなり、「spider_connect_timeout」「spider_net_read_timeout」「spider_net_write_timeout」に分かれました。
・UDFパラメータに「access_mode」が追加され、spider_direct_sqlを利用して、handlersocketインターフェースにアクセスできるようになりました。
・サーバパラメータに「spider_hs_ping_interval」「spider_error_read_mode」「spider_error_write_mode」を追加しました。
・テーブルパラメータに「hs_write_to_read」「error_read_mode」「error_write_mode」を追加しました。
・条件なしCOUNT(*)、MAX、MINの性能が改善されました。
注意点
・このバージョンから「net_timeout」「spider_net_timeout」がなくなり、「connect_timeout」「net_read_timeout」「net_write_timeout」「spider_connect_timeout」「spider_net_read_timeout」「spider_net_write_timeout」となりました。
・このバージョンからコンパイル時にSpiderストレージエンジンのstatic linkができなくなりました。
Vertical Partitioning
・R-Treeインデックスに対応しました。
・direct updateに対応しました。
・handlersocketのincrement、decrementに対応しました。
注意点
・このバージョンからコンパイル時にVPストレージエンジンのstatic linkができなくなりました。
handlersocket
・サーバパラメータに「handlersocket_general_log」を追加しました。
「general_log=on」の際に、handlersocketのリクエストを合わせて出力することができます。
このパラメータはグローバルパラメータで、SQLインターフェースから動的に変更することが可能です。
それ以外の変更については、ダウンロードドキュメント中の「99_change_logs.txt」をご確認下さい。
SpiderのGAリリースの予定はいつごろなのでしょうか。
返信削除また、いずれMySQL公式のストレージエンジンとして採用される計画はあったりするのでしょうか。