2009年7月25日

[MySQL][Spider]Spiderストレージエンジン 0.15リリース

Spiderストレージエンジンのバージョン 0.15をリリースしました。
http://spiderformysql.com/

今回の主な変更は以下です。
・テーブルパラメータに「auto_increment_mode」を追加しました。
・サーバパラメータに「spider_auto_increment_mode」を追加しました。
 Spiderは3モードをサポートします。
 0:リモートサーバにロック付き問い合わせで取得した最新付番を利用して、付番を行う。
 1:Spiderテーブル内のカウントで付番を行う。
 2:リモートサーバで付番を行う。

・サーバパラメータに「spider_ping_interval_at_trx_start」を追加しました。
 リモートサーバへの接続断確認を毎回行わなくなることにより、パフォーマンスが向上しました。

それ以外の変更については、ダウンロードドキュメント中の「99_change_logs.txt」をご確認下さい。

2009年7月21日

[MySQL][Spider]Spiderストレージエンジン 0.14リリース

Spiderストレージエンジンのバージョン 0.14をリリースしました。
http://spiderformysql.com/

今回の主な変更は以下です。
・Spiderストレージエンジン単独でのコンパイルが可能になりました。
 詳細はダウンロードドキュメント中の「03_install_spider_storage_engine.txt」をご確認下さい。
 ウノウの久保さん、住商情報システムの池田さん
  アドバイスありがとうございます。

それ以外の変更については、ダウンロードドキュメント中の「99_change_logs.txt」をご確認下さい。


Spiderストレージエンジンが使い方を交えて以下で紹介されています。

ウノウラボ(日本語)
http://labs.unoh.net/2009/07/mysqlspider.html
 ウノウの中村さん
  Spiderのご紹介ありがとうございます。

The Data Charmer(英語)
http://datacharmer.blogspot.com/2009/04/test-driving-spider-storage-engine.html
http://datacharmer.blogspot.com/2009/07/sharding-for-masses-spider-storage.html
 Giuseppeさん
  Spiderのご紹介ありがとうございます。

2009年7月8日

[MySQL][Spider]Spiderストレージエンジン 0.13リリース

Spiderストレージエンジンのバージョン 0.13をリリースしました。
http://spiderformysql.com/

今回の主な変更は以下です。
・テーブルパラメータに「crd_bg_mode」「sts_bg_mode」を追加しました。
・サーバパラメータに「spider_crd_bg_mode」「spider_sts_bg_mode」を追加しました。
 検索などでテーブルを利用する際、MySQLの内部でテーブルの統計情報が必要となります。Spiderストレージエンジンはこれをリモートのテーブルから取得するのですが、これがSQLのオーバーヘッドになることがあります。
 このオプションは、テーブルの統計情報をバックグラウンドで取得することで、オーバーヘッドをなくす効果がありますが、統計情報の取得が非同期になるため、統計情報が頻繁に変化するようなテーブルでは、このオプションを0にしてください。
 ※統計情報取得のオーバーヘッド軽減のオプションはこの他にもありますが、それは別途紹介したいと思います。

それ以外の変更については、ダウンロードドキュメント中の「99_change_logs.txt」をご確認下さい。

2009年7月3日

[MySQL][Other]Condition Pushdown for ha_partition 0.1リリース

Condition Pushdown for ha_partitionのバージョン0.1をリリースしました。
http://launchpad.net/partitionconditionpushdownformysql

このリリースは、MySQLのテーブルパーティショニング機能(ndb除く)のパッチです。
このパッチを利用すると、テーブルパーティショニング機能を利用したテーブルでも、
engine-condition-pushdownを利用できるようになります。

これまでは、ndbのみがengine-condition-pushdownに対応していたので、問題はなかったのですが、最近Spiderストレージエンジンがengine-condition-pushdownに対応したためこのパッチが必要となり、作成しました。

2009年7月2日

[MySQL][VP]Vertical Partitioningストレージエンジン 0.2リリース

Vertical Partitioningストレージエンジンのバージョン 0.2をリリースしました。
http://launchpad.net/vpformysql


今回の主な変更は以下です。
・テーブルパーティショニングに対応しました。
 前回のリリースでは紹介だけで実装されていなかったテーブルパーティショニングが今回から利用できるようになりました。
 ※この対応により、今回からパッチファイルが追加されていますのでご注意下さい。

・InnoDBのセカンダリindexのPK部分を有効活用するようにしました。
 InnoDBはセカンダリindexにPKのカラムを持っているので、これを以下のような記述で活用できるようにしました。
    create table tbl_b(
      col_a int not null,
      col_b varchar(20),
      col_c int not null,
      primary key(col_a),
      key idx1(col_c)
    )engine=InnoDB;
    create table tbl_c(
      col_a int not null,
      col_b varchar(20),
      col_c int not null,
      primary key(col_a),
      key idx1(col_c)
    )engine=InnoDB;
    create table tbl_a(
      col_a int not null,
      col_b varchar(20),
      col_c int not null,
      primary key(col_a),
      key idx1(col_c, col_a)
    )engine=VP comment='table_name_list "tbl_b tbl_c"';
 ※Vertical Partitioningストレージエンジンは、子テーブルに異なるストレージエンジンのテーブルを持つことができるため、インデックスにPKを持つものと持たないものを混在させることができます。tbl_aのidx1にPKのカラムを記載するようにしているのは、この混在による違いを吸収するためです。


それ以外の変更については、ダウンロードドキュメント中の「99_change_logs.txt」をご確認下さい。